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もっけです。上野です。
春はもうすぐそこ。。。もう来てる?休日の朝に娘と散歩をしていたらふきのとうを見つけました。
春の訪れを感じながら天ぷらでいただきました。
暖かくなってきたとはいえ、庄内では日中と夜の寒暖差が大きいですね
例えば、最近だと、
天気:晴れ
朝(出勤時) 気温3度 風6m
お昼 14度 風2m
夜 3度 風3m
とういうような天気がありました。日がさすと暖かいですし、気温が上がる日は舎内も暑くなります。
それでも換気の際は湿度も意識しながら慎重に対応したいところです。三郷原牧場はカーテン豚舎なので外の天候に左右されます。風が他の地域より強いので乾燥には気をつけたいです。小まめな管理で寒暖差のあるこの時期を乗り切り、豚にとって少しでも心地良い環境にしたいですね。
さて、新型コロナウィルスとの付き合い方も変わり、養豚業界でもオンラインだけでなく、対面での研修会が開催されました。
2月上旬には、南東北(山形県、宮城県、福島県)の生産者を対象にした研修会に参加してきました。
話題は「豚熱の防疫」についてと「飼料の高騰」についてでした。
暖かくなり、雪が解けたことで野生イノシシが動き出しているとの情報もあります。
冬の間に壊れた柵やネットなどは早急に修復しなければいけないし、防疫が不十分なところは補わないといけないなと公演を聴いていて思いました。山形県では4月から国の制度(豚熱に関する特定家畜伝染病防疫指針)の改正によって「登録飼養衛生管理者」も豚熱ワクチンを接種できるようになります。その準備含め対応していかなければいけません。
飼料高騰についてですが、高騰の原因を改めて知るとともに、価格設定の方法も垣間見え勉強になりました。餌についても良し悪しだけでなく、成分やそれが豚に与える影響など勉強不足だと感じました。牧場経営ではコストの6割強が飼料費用になります。正しい知識で購入したいところです。
3月上旬には、山形県養豚協会総会が開催され、参加してきました。
ここでは今年度の飼料高騰に対する山形県の対応(支援策)のお話と日本養豚協会の日頃の取り組みを知る機会となりました。養豚協会の国への働きかけはとても重要だと感じました。また、今の飼料高騰は行政からの支援なしではとても厳しいのが現状です。山形県が生産者の声を聞きスピード感ある柔軟な対応には、感謝の念に堪えません。
今の現状を乗り切るためにできることは、まず出荷する豚の単価を上げることだと感じました。
今年1月から日本格付協会が豚枝肉取引規格を3kg引き上げたことで1頭あたりの取引価格(売上)が上がります。私たちとしては豚の生体120-125kgで出荷、「上」格付けになるように育てていく必要があります。私たちの場合は、まずそこからです。
研修会に参加して、情報は大事だと思いましたし、なんとしてもこの危機を乗り越えなければいけないと気持ちを新たにしました。
一方で、こうやって生産者の方々や業界で働く方々と対面でお会いすると情報交換もできましたし、何気ない会話にもヒントがあったりと有意義な時間でした。
厳しい状況は続きますが、情報や学んだことを現場の皆と共有しなんとか乗り越えて行きたいです。