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もっけです。上野です。
いきなりですが、只今絶賛堆肥注文受付中です。若葉萌えいづる時期、家庭菜園や畑、田んぼにお使いください。
受付人数は増やしておりませんが、電話でもメールでも注文可能です。お問い合わせお待ちしております。(配達範囲庄内地域に限ります)
三郷原牧場の豚糞堆肥(サンボクユーキ)は、完熟した臭いのない(木が朽ちたような香り)堆肥、より良い作物を育てるために欠かせない堆肥を目指しております。
豚を育てる養豚農場において、糞尿処理は経営を続けていく上でとても大切な仕事になります。基本的には微生物の力を借り、分解、浄化します。
糞尿処理に関しては堆肥化が基本になります。
養豚の教科書によりますと
「環境対策を怠らないことが、日本の養豚業の責務」
とあります。引き続き臭い対策などやるべきことをしっかり実践してまいります。
周辺の集落にお住まいの皆さま、周りで作物を育てている皆さまには、日々のご支援、ご協力改めて感謝いたします。
養豚農場では毎日たくさんの豚の排泄物が出ます。例えば体重60kgの豚1頭は1.9kgの糞と3.8Lの尿を排泄します。約7000頭の豚を飼育している三郷原牧場では、毎日たくさんの糞尿が出てきます。
一見、廃棄物にすぎず厄介者のようにも見えます。
しかし、プロの野菜生産者の言葉を借りますと
「この中には様々な宝物が眠っています。世界的に争奪戦になっているリン酸やカリウムもその一つ。農業には必須の要素です。きちんと発酵させた堆肥はそれだけで貴重な肥料資源になります。」
ということでした。実際、リン酸、カリウムなどの化学肥料はとても高くなっている現状があります。それを堆肥を入れることで補うことができるというのは、まさに「地域内循環」と言えますし、私たちが求めている養豚場のあり方ではないかと考えています。
先ほどの野菜生産者は続けてこのようにも話していました。
「世界的に資源の争奪戦が激化している中で、私たちができることは食べ物をつくり続けられる仕組みづくり。それが未来を創る取り組みです。ただし、未完熟な堆肥やむやみな堆肥の投入は土にダメージを与えます。大切なのは土づくりです。」
三郷原牧場の堆肥は土づくりに欠かせない製品です。
三郷原牧場の肥育豚舎は現在、「踏込み式」というものを採用しております。床に完熟した堆肥を敷き、おがこなどの木質やもみ殻をその上に敷き、豚を育てるスタイルです。豚の糞尿を敷いた資材に吸着させ、分解する仕組みになっています。そこで豚を出荷できる大きさまで育てます。出荷し、空になった部屋には堆肥化した敷材が残ります。こちらを取り出し、高温で発酵させることで木質を分解させ、腐植成分を多く含む堆肥をつくることができます。これが土づくりに役立つ堆肥になります。
私たちが目指しているものは決して自分たちが良ければいいというものではありません。地域全体が持続しながら生産的になる農業の仕組みをつくっていきたいと思っております。そのために土づくりが重要だということです。現在納品した先では、水田(稲作)、インゲン、枝豆、ニラ、ナス、りんごなどを育てる予定だと伺っております。
ぜひ一度お試しください。お問い合わせお待ちしております。