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気を引き締める秋

 

もっけです。上野です。

庄内地域の稲刈りも終盤戦、稲刈り前の7月には大雨で浸水の地域も出ました。
収量に影響している圃場もあるようです。
また、その時の雨による浸水で、乾燥機が故障したりと、
なかなか思うように進んでいないという声も聞こえてきます。
実家の田んぼも収量が平年の1割減ということで、
お米の取引価格が高いだろうと言われている中で、収量が取れないところは悔しいところです。
そんな中でも稲刈りは進み、乾燥し、精米し、新米が店頭に並び始めています。
三郷原牧場では、毎年地域の農家さんからもみ殻をいただき、豚を飼育する敷材として、利用しています。

そもそも、
水稲の健全な育成には、ケイ酸は必要です。
農家さんによっては、自分の田んぼにもみ殻を撒きケイ酸を戻すことをしている方もいます。
田んぼに撒くのは重労働になるので、分かれるところですが。

ちなみに、もみ殻に含まれるケイ酸は、堆肥化してもそのまま残ります。
完熟させてればそのまんま、ケイ酸肥料として考えられますね。
加えて、三郷原牧場の堆肥は微生物の住処となる団粒構造を作るお手伝いをしますので、
土づくりにも役立ちます。一石二鳥。
堆肥を使う時期は主に春と秋が多く、田んぼには稲刈り後に堆肥を撒く方が結構います。

 

つまり、稲刈りの時期にもみ殻(三郷原牧場は菌床も混ぜています)と豚糞を混ぜ、発酵させ、
半年から一年かけ、堆肥化し、
この時期に、田んぼ(春は主に畑)に戻していくという、
私たちの意識する循環型農業の一部分を実感できる現象が起こります。
地域資源を有効活用し、そこから新しい価値や利益を見出していきたいと思っています。
主な事業としては、養豚業ですが、多くの可能性を秘めていると思います。
とても興味深く楽しい仕事だと思います。庄内が好きな方、自然が好きな方、一緒に働いてみません?

7月の大雨のように自然の脅威に対し太刀打ちはできません。
三郷原牧場の周りで吹く、「清川だし」もその一つだと思います。
気温以上に体感は寒く感じますし、県外や外から来場される人は
「風強いね~、こんなに吹くのか!」と驚きます。
これから、季節が秋へ、そして冬へと移り変わります。
冷え込みますが、豚の飼育には換気も大事です。
豚をしっかり見て、私たち自身も昨年の失敗や経験から学び、
仲間同士でコミュニケーション取りながら乗り切っていきたいと思います。

 

 

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