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もっけです。上野です。
初めての経験でした。通常業務をこなしながら準備を進めたのでバタバタしていたのですが、チャレンジして良かったなと思っています。
我々三郷原牧場を含む養豚牧場は豚を育てることが主な仕事であり、豚肉を購入される消費者の方々に会う機会はほとんどありません。食肉公社に豚を出荷したらその後は精肉屋さんのお仕事になります。通常お肉屋さんは複数の農場と取引しているので、自分たちが育てた豚を豚肉として味わうことはあまりありません。しかし、私たち三郷原牧場は恵まれていることに、お付き合いしている精肉屋さんで弊社の豚肉を購入することができます。気になる方はぜひ弊社ホームページ『三郷原牧場について』から取引しているお肉屋さんを確認していただき足を運んでみてください。
さて、何が初めてだったかといいますと、消費者の方々に直接お会いし接する機会が初めてでした。
以前から堆肥を購入いただいてます「はらぺこファーム」さまよりお誘いいただき、「はらぺこマルシェ」に出店する機会をいただきました。はらぺこファームさんは、無農薬・無化学肥料の環境でブラックベリー、ラズベリーを栽培しており、それらを使用したジャム、アイスなどの加工品を販売しております。
農業に6次産業化という言葉があるように、自分が育てた農作物を消費者の方々に直接届けるという事業展開はずっと前からありましたし、私自身いつかやってみたいな~という気持ちはありました。
チャンスは突然訪れるものでした。期限が短かったこともあり、考える前に必要なものを揃えたり手配したり、お願いに伺ったりとバタバタしました。当日は、従業員さんやパートさんの協力もあり、やりたいことはほとんどできたかなという手応えでした。もちろん次に活かしたい反省点、工夫が必要な点などありましたのでそれは次回に活かせればと思います。マルシェ自体も大盛況で私たちがその一員になれたこと、貴重な体験ができたことに感謝感謝でした。
出店で提供したものは、ハム、ベーコン、ウィンナーと袋詰めした堆肥でした。加工品は炭火で焼いて提供しました。
やはり美味しいと言われると嬉しいものですね。
出店のお誘いをいただいてから、何を提供しようかと悩みました。堆肥は販売しているものがあるのでそのまま利用しました。加工品を作る環境は持ち合わせていませんので、地元ハム屋さんを訪れ相談しました。期限がない中でしたがなんとか作れそうだということで、その後取引先のお肉屋さんに事情を説明し、原料を運んでもらえるように手配しました。
商品を売ることや流通、値段の相場など、なんとなくわかっているようで全然わかっていないことを実感しました。周りに多大な迷惑をかけながらも助けていただき、なんとかやれたというのが正直なところです。また、今回の出店に対し、許可を出してくれた上司の判断にも感謝しております。チャレンジできる職場の環境に感謝です。
暑い日が続いておりますが間も無く庄内の暑さも和らいでくるのではないでしょうか。皆さまこまめな水分補給と十分な休息を忘れずにお過ごしください。