MENU
4月になりました。
学校をご卒業の皆さん、ご入学の皆さんこの度はおめでとうございます。
桜はご覧になりましたでしょうか。桜満開をイメージしますと、関東の方では卒業式が思い浮かびますが、こちら山形県庄内では入学式の時期に桜が咲きます。入学式の桜も素敵ですよ。
もっけです。上野です。
透き通るような青空の下うす桃色の桜を脇目に会社へ向かうと、養豚情勢は厳しくあれど、気持ちは明るくなります。朝の程よい肌寒さが心をシャキッとさせますね。三郷原牧場は最上川下流の隣に豚舎を構え、北側には鳥海山が、南西には月山を見ることができます。山に囲まれた庄内平野、風が強く自然の厳しさはあれど豊かな場所です。
さて、今回は堆肥の話になります。
とても嬉しいことに三郷原牧場の堆肥「サンボクユーキ」の 注文をたくさんいただいており配達に追われる毎日です。
軽トラックでのバラ売りや、地元庄内町にある「なんでもバザールあっでば」には袋詰めで売っております。
完熟発酵なので匂いもなく、使いやすいので是非ともお試しください。
私たちのホームページにも載っていますが、自然の恵み豚の恵みをいただいて作った堆肥を通じて地域農業がもっと活性化できる方法を模索しております。
私たちが作る堆肥を使って作りたいものは、継続的に美味しい作物を育てることのできる「土」です。
土づくりの教科書によりますと、
「一般に土づくりには、物理性・生物性・化学性という3つの要素があります。
物理性→作物の根が張りやすい環境、団粒構造、通気性、保水性、透水性
化学性→養分保持力がある
生物性→多種多様な土壌生物が生息しており、各種微生物が安定した状態で混在している
この３つの要素が合わさって良い土ができる」
とあります。弊社の堆肥を使うことで３つの要素のうちの物理性に良い影響を与えられるのではないかと日々取り組んでいるところです。つまりは土の中に団粒構造を作りたいのです。
団粒構造をもったふかふかの土は、保水性と排水性があり通気性もよく、保肥力も持つ多様な機能を持つ土壌です。この団粒構造を作ることにより微生物の多様性を作り土を健康な状態に保ちます。健康な土は、作物の根張りがよく肥料の効きも良いです。そして作物は元気に育ちますし、継続的に作物を育てることができるといいます。一度ですぐ効果を実感されることは難しいとは思います。しかし、実際に使っていただいたお客さんから話を伺うと食味があがったとの話も聞くことができました。長く使っていただけると土が健康を保ち続けることができるはずです。
また、肥料としての面からだと、リン酸の効きが良いという特徴もあるようです。
リン酸は、作物の開花の際にリン酸が多く要求されるようです。つまり、リン酸の効きが良いということで花が沢山つくようでした。昨年、私もトマトを育ててみましたが、確かに結構な花がついていたように記憶しています。私自身、畑仕事や野
菜作りに関しては素人です。堆肥を使ってくださる方々とコミュニケーション取りながら地域農業の活性化のために土づくりに役立つ堆肥を作っていけたらと思います。
絶賛発売中です。
