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三郷原牧場では、豚の飼育、出荷、堆肥の製造販売を行っております。
従来の農薬や化学肥料に頼らない、循環型農業の実践を通し、山形庄内地域を活性化させる取り組みも行っております。
三郷原牧場では、種豚の交配を100％人工授精で行っております。その際使用する精液は、交配担当者が自農場で採取し希釈したもので、採取後と人工授精前には顕微鏡でチェック。疾病対策の為、衛生面に十分配慮し安全性を確保しています。また定期的な空間消毒をする事で、舎内の衛生管理にも力を入れています。
分娩舎は、牧場内の最も重要な場所になります。分娩間際になった母豚が、安全かつ安心して分娩に臨める様、そして生まれてきた子豚がすくすく快適に過ごせる様に、分娩担当者が日々環境を整えています。また、入室時の着替えや長靴の履き替え、母豚や子豚のストレスへの配慮なども徹底し、快適な環境作りを心がけています。
離乳舎とは、子豚が初めて母豚から離れて過ごす場所。なので担当者が母代わりとなり、最新の注意を払って日々育てています。三郷原牧場は一年中風が強い場所にある為、空調や室温の管理が難しいのですが、限りなくストレスを与えず元気に過ごしてもらい、まるまると育ってもらう事が最大の喜びです。
離乳舎で元気に育った子豚がさらに大きくなる場所、それが肥育舎です。三郷原牧場では、スノコ式豚舎と踏み込み式豚舎の2種類の肥育舎を導入しております。
踏み込み式豚舎では、発酵した堆肥の上に引きくずやもみ殻を敷き詰めた床の上を、元気に走り回って大きくなってもらいます。「新鮮な水」「新鮮な餌」「適切な環境」を常に意識し、日々管理しています。
出荷は、交配から肥育まで、スタッフみんなの愛情が注がれた豚を体重計で重さを測り、適正な体重になった豚から出荷していきます。その際、最後までストレスを与えず、優しくトラックに積み込みます。
私たちスタッフは最後まで愛情を込め、豚への感謝を忘れず農場から送り出し、運転手も最新の注意を払って食肉公社へと連れていきます。
三郷原牧場で扱う堆肥は、「サンボクユーキ」という商品で売られています。
自然の恵み（空気）と豚からの恵み（排泄物）、地域の方々からの恵み（もみ殻、木質）を混ぜ合わせ高い温度で発酵させています。そのためほとんど匂いはなく、どこか木の香りがします。農業資材としてはもちろん家庭菜園にもお試しください。より良い作物を育てるためお役立てください。
