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fuka(フカ)‐今年のあゆみ‐

 

2024年10月に始動した(有)三郷原牧場の堆肥ブランドfuka(フカ)のお話。

 

実は今年(2025年)5月にfukaの店舗ができました。
fukaの腐植土のみを使って花を育てているガーデンがあり、
そのガーデンを抜けると見えてくる可愛らしいお店です。

そこで腐植土や花苗を販売するオープンガーデンを月に1回程度開催してきました。
商品を購入するだけでなく、ガーデンを散策する方がいたり虫を追いかける子ども達もいたり、多くの方にお越しいただき大変嬉しく思います。

この店舗での販売は腐植土とそれで育てた苗花です。

腐植土がどんなものか直接触ってくんくん嗅いで、見てもらう場として、またそれを使って育てた草花が茂っている様子を感じていただく場としてご利用いただけたらと思っています。
このオープンガーデンは「土づくりを通して地域や農業の問題解決をする」という大きな目標にむけた大切な1歩となりました。

 

 

 

さらに9月には、ガーデンで採れたハーブや果実、農場で元気に育てた豚肉などを使って、
鶴岡のgira e gira(ジーラジーラ)さんというレストランでfuka lunch なる催しを開催することが
できました。gira e giraの古門シェフには腐植土も使っていただき、使い始めてから植物が元気だ
というご感想をいただきました。

このイベントでは、豚糞と地元企業からの廃棄物をアップサイクルし、新たに価値ある商品に作り変え、
それを使って収穫した作物をレストランで提供するというワクワクする循環を生み出す事ができました。
単発的なイベントでしたが、食べているお客様の笑顔などを目にして、私たちが目指しているものが形に
なってきていることを実感できた日でした。

 

 

また、新たな挑戦として「山形エクセレントデザイン」というアワードに出品しました。

そもそも「山形エクセレントデザイン」とは何であるかというというと、”デザインとは「モノの色や形だけでなく、問題解決のために計画を立て、いろいろと創意工夫する行為」という視点に基づき、山形県ものづくり産業の振興とデザインマインドの向上を目指す”デザイン顕彰制度です。
この事業は商品製造の過程での創意工夫や、地域に根ざし貢献しているかなどを重視しており、単に見た目のデザインを評価するものではないところがポイントです。

そしてこのたびfukaの取り組みが評価され「山形エクセレントデザイン」入賞に選んでいただきました!
商品の背景や社会性、地域性を含めて評価されるデザイン顕彰制度で私たちの取り組みが評価されたことは大変うれしく、また自信に繋がります。

私たちは単に堆肥を提供するのではなく、地域における農業の現状や抱える課題を解決し、持続可能な農業の実現を目指し、安心しておいしい作物を食べられる場所、そんな未来を”土づくり”を通して作っていきたいのです。
その為に引き続き、養豚場や畑といった日々の現場から頑張っていきます。

 

 

山形エクセレントデザインの詳細についてはこちらをクリック

 

(有)三郷原牧場のスタッフが授賞式に出席した様子です。
いろんな想いを持つ異業種の方々が、それぞれの居場所から暮らし・社会・環境をより良くしようとしている姿に我々の意欲もぐっと上がりました!

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